[こはく文庫・くるみ舎]
10年近く彼氏のいない干物ヒロインと、容姿よし家柄よし人当たり良しなハイスペック御曹司が繰り広げる恋愛攻防戦。
ヒーロー→→→→(←)ヒロインな関係を書くのはすごく楽しかったです。
一見振り回されているように見えるヒロインが、実はヒーローをぶんぶん振り回しているという……。
その「実は」な部分はヒーロー視点で書きました。
ヒーローの葛藤と健気な奮闘ぶりに不憫萌えして頂けると嬉しいです。
佐伯流花は自動車メーカーでマネージャー職として働くバリバリのキャリアウーマン。恋愛に興味はあるものの、社内ではデキる女として見られ合コンにも誘われず、異性との交流が壊滅的。マッチングアプリや街コンに出向いても、28歳でいまだ処女ということが気にかかり、なかなか次のステップに踏み出せないでいた。そんなある日、流花は会社の同期であり社長子息の一ノ瀬湊から相談を持ちかけられる。一ノ瀬は将来の役員としての席も用意されているが、まずは下積みとして現場で修行中。高身長・高学歴でルックスの良さを鼻にかけず、人あたりの良さと気さくな性格で男女問わず社内の人気者だ。「自分のステータスを狙って猛アピールしてくる女性から身を守りたい」という彼に、自分が恋愛初心者&処女であることを隠しつつ、付き合っているフリをする『契約恋人』になる約束をした流花だったが……。
(公式あらすじ)